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【校長講話集】

平成20年度 夏休前全校集会(全日制課程)校長の言葉〔要旨〕
 明日から夏休みです。先日の「東高祭」が終了したのが昔のように感じられます。皆さんは、もうすっかり生活パターンを、学校祭モードから勉強モードに切り換えています。ですから、明日からの講習も、勉強モードで取り組んでほしいと思います。
1 挨拶により気持ちが明るく
 まず挨拶についてですが、皆さん、毎日本当に気持ちのよい「挨拶」を有り難う。7月21日に開催された北大イン旭川で、北大医学部の篠原教授とお話する機会がありました。「校内で『こんにちは』と挨拶で声をかけられ、とても嬉しくなった。北大では、医学部学生から挨拶されたことは一度もない.さすが旭川東高だ.良い教育をされている」と話されていました。 このように挨拶は、相手の心を開き、相手が本音で話してくれるようになります。そうすると、今度は自分も嬉しくなり、人間関係が円滑になるのです。ですから、待ちの姿勢ではなく自分から積極的に挨拶を仕掛けることが大切です。
2 感謝の心を忘れずに
 次に「感謝の心を忘れないようにしよう」ということです。まず、皆さんが東高に入学できたきは、自分一人の力だけで可能だったのでしょうか。きっと、それぞれの場面で、先生、両親、先輩、友人の面倒になっています。また、東高に入学後、心置きなく活動できるのは、毎日弁当をつくり、洗濯し、皆さんの進路を心配してくれるご両親、合唱コンクールでは練習会場を提供してくれた地域の方々のおかげです。
 このように、多くの方々の恩恵により今日の自分があることを忘れてはなりません。ですから、お世話になった人々に、素直に「ありがとうございました」と言えれる人になってほしいのです。このとき、いくら思っていても、言葉を言わないと何もなりません。自分の意思は、言葉を発することにで始めて、相手に伝わるのです。
 この感謝の心を忘れなければ、相手は皆さん一人ひとりの味方になってくれるでしょうし、支えてくれると思います。
3 先輩は有り難い
 先日の7月14日に、東京で「東京同窓会」が開催され、私も出席してきましたが、300 名を越える参加があり、大変な盛況でした。卒業して間もないときは、同窓生としての意識が余りありません。ところが、卒業して時間が経過すると、在学中は他人のような間柄だったのが、同窓と聞くだけで、親近感が湧き直ぐ打ち解け会話が弾むのです。
 東京同窓会では、今年3月に東高を卒業して、関東地方の大学に進学した同窓生を招き、激励会を開催しました。先輩は皆さんに手を差し伸べます。ですから、それに甘えたら方が良いし、相談することがあれば、遠慮なくそうしてほしい。
4 石山 彰さんからの多額の寄付
 同窓生は有り難いことについて、別の話題を上げます。それは、今年1月になくなった同窓生の「石山彰さん」という方から、本校の旭東奨学会に1億7千万円もの多額の寄付をいただいたというものです。もともとは東京の人だったようで、昭和20年5月、空襲で東京の自宅が消失し、本校の前身の「旭川中学校」に転校しますが、なくなったとき遺言書が残されていました。その遺言書には「旭川中学校在学中は、良い環境、先生、友人に恵まれ、その後の人生の原動力となりました」とあります。石山さんは、戦争が終わると東京へ戻り、東大・文学部・仏文学科を卒業しますが、旭川中学時代の1年足らずの期間が印象深かったようです。
 私が嬉しいしいことは、旭川中学が、石山さんの人生に強烈な良い印象を与えたという事実です。これも同窓生の、母校を思う気持ちと通ずるものがあるように思います。
5 命を大切に
 最後に、「命を大切にしよう」と言います。事故にあわないよう注意してください。もし、事故で死んだら、今までやってきたことが一瞬にして台無しになってしまうのです。
 では、夏休み明けの8月18日(月)の全校集会で、このときは放送ですけれども皆さんと元気に再会できることを期待しています。充実した夏休みを!
平成20年7月23日(水)
北海道旭川東高等学校長 富 樫 一 憲