1 今日から新年度
今日から新年度。今はまだ2・3生生のみですが、明日の対面式に新入生と会えます。
昨年度、皆さんは、学習・部活動・行事など様々な活動に一生懸命に努力しました。東高での生活は、大変忙しかったとと想像しています。2年生は新入生として1年間不安と緊張の中で頑張りました。3年生は、大きな行事の見学旅行など充実した生活を送ってきました。
しかし1年間を振り返ると、どんな人にも失敗や反省点は必ずあると思います。「もっとこうしておけば良かった」「どうしてああなったのか」など。人間は「失敗をし、その失敗を反省して、2度と同じ失敗をしないよう努力する」。これを繰り返して、成長するのです。「失敗は成功のもと」というように、失敗があるから成功できるのです。裏を返せば「失敗もしな
い人は成功しない人」といえると思います。
ですから、昨年度の反省をしっかりしていただき、今年度、絶対に同じ失敗を2度としないようにすることが肝要です。昨年度、前向きな態度で努力せず充実できなかった人は、今年度は、是非頑張っていただきたいと思います。
2 努力を阻むもの
次に、本日のメインテーマの「努力を阻むものは何か」についてのお話をします。校長は、皆さんにいつも「頑張れ」「努力せよ」と言っています。
東高生は、優れた能力や素質を持っており、勉強・スポーツ・文化活動など全ての面において力を発揮しております。そして、努力次第で、まだまだ伸びる「未知なる可能性」を持っています。にも関わらず、自分自身の中に努力をさせない力がはたらくのです。この「努力を阻む原因」は、いったい何なのでしょうか。
3 高い理想を持たないから
その理由の第一は「高い理想を持たないから」ではないでしょうか。「どんなに努力してもあの職業にはつけない」などの話を聞きます。もっとも、芸術家や芸能人などは、持って生まれた才能が大きく、その進路を実現するのは難しいと思います。しかし、それ以外の進路、例えば、教師・公務員・会社経営・弁護士・裁判官・研究者・政治家・看護婦等は、努力次第でいくらでもなれるのではないかと思います。
皆さんは、優れた能力を持って生まれてきました。未知の可能性を沢山持って東高校に入学してきました。東高生が高い理想を持って努力すれは、大抵の進路につくことができます。ですから、もっと自信を持っていただきたい。その理想は、無理な理想ではないのです。したがって、努力しない人がいるなら、それは、高い理想や目標を高く掲げていないからなのです。私は、そのような人は「能力があるにも関わらず大変勿体ない」と思います。ぜひ、目標を高く掲げて、大いに努力してほしいと思います。
進路についても、高い目標をもって努力すれば、難関大学へも合格できるのです。できないとすれば、高い目標がないからです。努力もしないであきらめてはいけません。
4 環境が悪いからと考えていないか
「努力を阻む原因」の第二として、地域・家庭・学校・先生など、自分を取り巻く環境が自己の目標達成を阻む原因だと考えていないでしょうか。もし、そう考えているとすると、自分の努力不足の言い訳に過ぎません。皆さんが理想を持ち、高い目標に向けて努力をしたならば、努力を阻む原因は、自分自身の気持ちや心の持ち方そのものにあることに気づくはずです。人間の能力には大きな差はないのです。あるのは、やる気と努力なのです。
今からでも遅くはありません。自分が主体であるとの自覚を持って、理想と高い目標達成に挑戦すべく、皆さん一人ひとりの奮起を切望するものです。
5 高校生活を有意義に過ごそう
努力を阻止する原因は、他にもあると思います。しかしそれについては、次の機会に述べたいと思います。皆さん、ぜひ1年間を有意義に過ごしていただき、そして、充実した高校生活を送ることを期待し、校長の言葉とします。頑張りましょう。
平成20年4月8日(火)
北海道旭川東高等学校長 富 樫 一 憲